
先日、「撒き銭(まきせん)」づくりをしました。
10円玉を紙に巻くのです(昔は5円玉だったそう)。
近所に不幸があって、そのお葬式の準備でのことです。
私の地域では、こうやって、亡くなった人の歳の数だけ撒き銭を作って、お葬式の際、お寺の前で撒きます(手渡しすることも)。
地域の人にその理由を聞いてもよく分からなかったので、ネットで調べてみました。
でも、ヒットしたのは次のようなもので脈絡がなく、いま一つよく分かりませんでした🤔
1 亡くなった方の最後の善行として行うもの。
2 長寿で亡くなった方の場合は、それを祝う意味で撒く。
3 残された遺族について、「これからもよろしくね」いう趣旨で撒く。
4 昔はお金ではなく、米などを撒いた。それを賽米といい、今のお賽銭につながる。だから、ルーツは仏教・お寺ではなく、神道・神社である。
5 私の地域(宮城県加美町)に特有のことではなく、全国各地で同じようなことが行われている。
ちなみに、「10円玉でなぐ百円玉ぬすたら何じょなっぺ(どうなるだろう)」と私が聞いたら、近所の人が「そんなごどすたら盛り上がっつまって、おまづりみだぐなるがら(お祭りみたいになるから)、まずいんでねえの」ということでした😄
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ぷりん (日曜日, 19 11月 2023 23:40)
私の故郷は静岡県の中部です。かなりの田舎です。
50年ほど前ですが、やはりお金を撒く風習がありました。
当時撒いたお金は全て10円玉でした。
近くの子供たちはそれを拾いに行くのが楽しみでした。
竹竿の先に竹で編んだカゴが付いていて、出棺の際に竿を揺すってお金を撒くのですが、
男性の場合はお金のみ、女性の場合はお金とカラフルな紙吹雪と一緒に撒きました。
長生きした人のお葬式で拾ったお金はなるべく使わないで長く取っておくように、
短命だった人の場合はなるべく早く使い切ってしまうように親から言われました。
平成に入ってからお金を撒く葬式は無くなりました。
私は今還暦を過ぎたくらいの歳ですが、
自分の親が大往生したと思えたなら お金を撒いても良いかなって思います。
高橋裕紀 (月曜日, 20 11月 2023 04:45)
コメントありがとうございました。
そうですか、静岡県でもお金を撒く風習があったのですね。
10円玉を竹竿の先のカゴに入れてゆすって撒くというのが新鮮でした。
出棺の際に撒くとのことですので、出棺の寂しさのようなものを緩和させてくれる効果もあるように感じました。
身内の者しかいない出棺よりは、近所の人たち、特に子供たちに見守られながらの出棺の方がいいですね。
ありがとうございました。