秋田のスーパーに侵入した熊が退治されたようで、まずは良かったと思います。
しかし、駆除を決断した県庁に「熊がかわいそう」という苦情電話が殺到したとのこと。
そして、それを知った人が、今度は逆に、ネットで苦情電話をした人たちを批判する騒ぎになったとか。
私もちょっとネットを覗いてみたのですが、「かわいそうと言う人に、その熊を送ってあげたらいい」といった趣旨のメールが多かったように思います。
この種の議論は、「戦争」や「原発」の議論でも見られるように、それぞれに言い分があって、幾ら議論しても噛み合わない様相を呈するようです。
「かわいそう」派は「何があっても殺すことは良くない」と言い、駆除派は「殺すしか方法がない」と言う。
どちらもそれぞれ信念のようなものがあるようなので合意は難しいと思いますが、ネットで互いの考えや気持ちを率直にぶつけ合うことはいいかもしれないと思いました。
面と向かってやると暴力に発展しかねませんが、ネット上だと言葉だけのやり取りなので、少なくともそれは避けられるからです。
そして、何度も議論を繰り返していくうちに、納得はしないまでも、互いの考えや気持ちは何となく分かっていくのではないかと思います。
というか、それを期待したいと思います。
そして、ひょっとしたら、そのようなネット上の議論が盛んに行われるようになると、戦争の幾つかは無くすことができるかもしれない、などとも思います。
戦争の多くは無理解や誤解に基づくものだと思いますので。
写真は、昨日(12/1)焼いた竹炭です。
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