
今日、3月11日は東日本大震災から14年目
その日、私は三重県にいました。
中部地方の矯正施設を指揮監督する立場にいた私は、年度末の管内視察をやっていたのです。
そして大きな揺れがあり、所長さんたちが現場を気にし出したので視察を打ち切り、名古屋に戻る車中で故郷の被災を知ったのでした。
その30年以上前、私は仙台で宮城県沖地震を経験していたので、今回の地震は約30年ごとに起きる大地震だということはすぐ察しがつきました。
そこで、故郷に住む大事な人たちの安否が気になりましたが、同時に私は、東海地震が連動して起きることをとても警戒しました。
いつきてもおかしくないと言われていた東海地震が発生すると、私が所管するたくさんの施設が津波に襲われる可能性があったからです。人ごとではありません。
そんなことで、その日以来、定年退職を迎える3月31日までは連日、24時間、緊張しながら仕事をしていました。管区機動警備隊の出動命令などは真夜中でも行わなければならなかったからです。
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写真は、残雪が溶けた後に顔を出したスイセンの芽。
毎年のことながら、一番寒さの厳しい時季に活動を始める彼らに感心します。

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